原稿用紙に眠っている、書かれるはずの文がある。物語、詩、手紙、遺言。いずれにせよ、伝えようとしたけれど、上手くいかなかった。やめた、のかもしれない。何に遮られているのかはわからないが、全然、浮かばなかったとしても、突然、浮かぶこともある。だから、「また起きてから書きます」。 書き始められるのではなく、書ききれない後で、書き直される、書かれていない文がある。書かれるはずの文は読めなくても、そこに眠っているものを想起できるかもしれない。溢れたのか止んだのかはわからないが、 その判断をたどらせるためだけに残された言葉、「また起きてから書きます」。 書き手は書き手、読み手は読み手。ということではなく、区別のつかない制作と鑑賞のプロセスは、切り替わりながら連続し、ときにほとんど同時に― ―起きている。酒井一有、庄司朝美、田中智美、若木くるみによる展覧会を開催いたします。それぞれが制作について書きつづった冊子を作成し、また制作のプロセスを考える機会もご用意いたしました。ぜひご覧ください。
【イベント】
●オープニングイベント 4月30日(土)17:30〜[朗読「Gatoradeの人」]酒井一有
●オープニングパーティ 4月30日(土)18:00〜
● ワークショップ+アフタートーク5月1日(日)✻、4日(水・祝)、21日(土)✻若木くるみによるパフォーマンスも合わせて開催いたします。出品作家とともに制作プロセスを様々な方法で体験するイベントです。各日13:00〜 [1時間程度を予定。道具・材料など、事前準備の必要はありません]・本展覧会に合わせ出品作家がそれぞれに、制作について書きつづった冊子をワークショップ+アフタートークにご参加の方へお配りいたします。