昔は紡績工場で今はオリーブ畑。そのほうが儲かるんだそうで、花林糖みたいな葉巻吹かしている。標高が高いから、眠りはどこまでも深く、死んでしまったみたいだ。他所の人の屋上からは隣国が霞んで見える。お祝いの銃声は谷の間をこだましながら何処か知らない国へと素早く移動していった。